― ダブルスクールで小学校免許を取得した先生の歩み ―
「在学中に、もう一つ教員免許を取る」
それは、簡単な決断ではありません。
大学2・3年次。
就職活動を考える時期に、あえて“もう一つの挑戦”を選んだ方がいます。
ダブルスクールという前例の少ない制度の中で、小学校免許取得に踏み出した決意。
その背景と、続けられた理由を伺いました。
① 免許取得をめざしたきっかけ
私は現在、小学校および中学校・高等学校(英語)の教員免許を取得しています。
学生時代から、将来は小学校または中学校で教員として働きたい、あるいは英語の教員免許を生かした仕事に就きたいと考えていました。
進学した大学では制度上、中学校・高等学校の免許のみ取得可能でした。
そのため、小学校免許を取得するために、大学3・4年次に他大学の通信制課程で学ぶことを決意しました。
当時は原則としてダブルスクールは認められていませんでしたが、私の在籍年度から大学の新たな取り組みとして、面接を経て認められる制度が始まりました。
その制度を利用し、挑戦することにしました。

静かな覚悟から始まった。
なぜそこまでして小学校免許も取得しようと思ったのか
大学2年生になり、周囲が就職に向けて動き出したことが大きなきっかけでした。
当時の私は、「将来は教師でいく」という思いが強くなっていました。
だからこそ、挑戦することを選びました。
在学中にもう一つ。
その決断は、静かな覚悟から始まったのだと思います。
面接に臨む際の気持ちと葛藤
大学側にとっても初の試み。
面接で何を聞かれるのか、何人合格するのかといった情報は一切ありませんでした。
それでも私は、
「在学中にもう一つ免許を取れる、またとない機会」
だと感じていました。
大変なのはわかっていましたが、モチベーションは非常に高かったことを覚えています。
大変だったけれど、続けられた理由
「この機会を活かして、教員として社会に出たい」
その思いが、支えでした。
面接で「最後までやり遂げられるか」と聞かれ、
「はい」と答えた以上、簡単には辞められないとも感じていました(笑)。
さらに、両親が通信制の追加学費を出してくれていたことも、大きな責任でした。
大学の課題と通信課題。
どちらも抱えながら進んだ日々でした。

どちらも抱えながら進んだ日々。
② 仕事や生活との両立で工夫したこと
大学3・4年次という時期は、
アルバイト、大学の授業・課題、そして通信制のレポート課題。
土日は試験。
本当に忙しい毎日でした。
提出期限、再提出、思うように進まない日々。
苦戦することも多くありました。
それでも、続けました。
20年後の今、
あの決断は確かな形になっています。

③ これから挑戦する方へのメッセージ
通信制課程で学んでいたのは、今から20年ほど前。
当時の大変さは、今でも鮮明に覚えています。
しかし現在、小学校現場で働く一人として感じるのは、
教員という仕事は、
未来ある子どもたちと関わることができる、
本当に尊い仕事だということです。
人生は一度きりです。
もし免許取得を目指している方がいらっしゃるなら、
ぜひ挑戦してみてほしいと思います。
いつか同じ教育現場で共に働ける日を、楽しみにしています。
執筆者プロフィール
みんなの先生✨みんな一緒に!さん
現役小学校教員。
現場のリアルや若手教員へのエールを発信されています。
教師という仕事の尊さと、現場の等身大を大切にされている先生です。
▶ noteでの発信もされています。
管理人より
挑戦には、必ず「決めた瞬間」があります。
情報も前例もない中で、
それでも「やる」と決めた覚悟。
忙しかった日々も、再提出も、迷いも。
すべてが子どもたちの前に立つための時間だったのだと思います。
通信で学ぶ道は、決して楽ではありません。
けれど、静かに積み重ねた努力は、
必ず形になります。
このシリーズについて
このシリーズでは、
- 通信制大学で教員免許を取得された方
- 現在めざしている途中の方
の歩みを記録しています。
「私も経験を書いてみたい」
「挑戦の過程を残しておきたい」
そう思われた方は、ぜひ寄稿募集ページをご覧ください。
もし、通信制大学で教員免許を取得された方や、
今挑戦している方がいらっしゃいましたら、
体験談を寄稿していただけたら嬉しいです。
同じ道を歩く方の励みになります。
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