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夏休み算数フォロー教室と退職教員

素敵なせんせいをめざすあなたに

終業式は教室で

終業式はコロナ禍を鑑み、

始業式に続いて、それぞれの教室で待機。

校長先生がお話しされた後、

学年代表の1名が1学期に頑張ったことを話す。

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都道府県の漢字を覚えることを頑張りました

前任校では、放送室からライブ中継だった。

長くて短い一学期が終わり、

夏休みに突入した。

夏休みの算数フォローの準備

算数のフォローが必要な子どもたち、

各クラス数人をピックアップ。

夏休みの始まったばかりの数日間、

涼しい朝の一時間ほどを学習時間に充てる。

前任校でも

夏休みの算数教室が実施されていた。

✅おもて面ー問題のみ。

✅裏面ーその問題用紙に答えを記入したもの

裏面に答えを印刷するのは、

子どもたちが自分でマルつけするためだ。

✅教師用ー問題に答えを記入したもの。

子どもたちの苦手な単元などから、

担任と相談して問題を選ぶ。

児童、教師の人数分のプリントの印刷をした。

個別指導塾のよう

声をかけた子どもたちが、

設定した全ての日に全員来れるわけではない。

保護者の送迎が難しい家庭、

お出かけなどで欠席する子どももいる。

指導の教師数に対して、児童数は1〜1.5倍。

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/03/CE9A24F4-3075-4A64-AA86-4D08264EE2D5.png指導担当教師

先生1人に子どもが1人か2人…

手厚いわ。

個別指導塾みたいね(笑)

意識づけ

夏休み入ってすぐの2、3日間、1日1時間程度。

勉強しないよりはずっといいが、

正直、これだけでは不十分だと感じる。

対象の子どもや親御さんに対する

「算数、分からない所はちゃんと聞いてね」

「お子さんは算数で困っておられるので

またおうちで見てあげてくださいね」という

勧奨の一面も大きいように思う。

コンパスの使い方が苦手な子も

寺子屋教室を思い出す

筆者は小学校で働きだす前の5、6年間

平日の夕方や週末

小中学生の子どもたちを対象に

個人が開いていた寺子屋教室で

指導にあたっていた。

宿題のテキストやプリントを持参した子どもを

見守ったり、質問に答えたりする。

今、小学校教員になり

業務の一環としてフォロー教室で

勉強する子どもたちの傍らに座っていると

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あれ…この感覚…

デジャブのような…

昔お手伝いしてた寺子屋教室…

長机の横に座って、よく宿題見てたっけ…。

寺子屋教室のお手伝いを頼まれて

子どもたちに勉強を教えてた頃は、

本当に小学校の先生になって

同じようなシチュエーションになるなんて

思いもしなかったなぁ。

寺子屋教室は、元教員の主催者の

「高い月謝は取りたくない」という意向で

子どもは何回教室に来ても月謝は3000円。

指導は「有償ボランティア」とも言え

時給は700円程度。バイト代は1ヶ月数千円。

それでも、

子どもたちの勉強の理解が進むとうれしいし、

勉強を教えている感覚が心地よく

週に2、3回の指導が

ライフワークのようになっていた。

給与が出なくても

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/06/F7B85461-8CCD-4A55-93AF-DD9DB859058E.png年配の非常勤の先生

良かったら、夏休みの算数教室に行きますよ

前任校でも、時給が発生しないのに、

子どもたちのために指導に来てくださると

教頭先生から伺っていた。

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…先生、今日はありがとうございます!

指導に来られた非常勤の先生にお礼を言うと

当たり前じゃないの、という顔をされた。

(わざわざお礼など言わないものなのか)

日本の教育は

こういう素敵な考えの先生方に支えられて

発展してきたのだろう。

ノブレス・オブリージュとは

Noblesse は英語ではnoble、

つまり「高貴な」、「恵まれている」というようなことを意味し、obligeは英語ではobligation、つまり「責任」「義務」を意味する。

恵まれた環境にある人間は、それを享受するのみでなく、与えられた恵みを社会に還元し、社会に貢献する責任がある

子どもたちの学習をサポートしたい

寺子屋教室の経験が有ったからこそ、

小学校教員をめざす一因になった。

寺子屋教室やフォロー教室の機会を

与えていただいて

教育者としての姿勢を見せていただいて

感謝である。