\社会人から先生になりたい・先生の次のステージをめざしたい 教員×公認心理師がセカンドキャリアを応援/

おめでとうシャワー

素敵なせんせいをめざすあなたに

給食の時間に

みんながホッとする給食の時間。

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/02/5099C8DE-D3A2-4B1A-8E8D-E93C7BC41174.png給食委員

今日の献立を紹介します。

白ご飯、ビーフシチュー、かぼちゃコロッケ、牛乳、

今日の食材はかぼちゃです。かぼちゃには‥

給食の献立の紹介や、食材の詳しい説明。なかなか大人でも勉強になる食育の話題だ。

運動会のあとには、ダンスやよさこいなど各学年の団体演技の模様、

大縄大会の様子などビデオ放送もあって、学校の様子を伝える貴重な機会だ。

特にコロナ禍以降、学校全体で集まらずに校内放送が大いに有効利用された。

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/02/6822585D-C2CD-4319-BC51-0F82806FE4F4.png放送委員

今日のお誕生日の人を紹介します。

◯月◯日 ◯◯先生

お誕生日おめでとうございます。

クラスの子どもたちが一斉にこちらを見た。

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/02/D24AF4F8-5141-4B09-9AB0-EBD375F2A144.png男子

先生、いくつになった?

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2020/08/youngwoman_45-e1597309078270.png筆者

29!

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/02/6F176898-319E-4701-868E-D975D22E18BE.png男子

うそつけ〜(笑)

クラスの子たちも、どっと笑った。

誕生日の放送の後はきっと年齢を聞いてくる。

絶対に嘘だとわかる年齢で、あえてウケを狙ったのだ。

あちこちから

給食のあと、昼休みに廊下を歩いていると、

「先生お誕生日おめでとう〜」

「あーっせんせーい、誕生日おめでとう」

子どもたちが走ってきて囲まれた。

ありがとう、ありがとうね!

いくつになった?と聞かれるたびに、「29歳!」「うそー」「うちのお母さんより若いよ」

片付けをしていると、後ろから「おめでと」と声がして振り向くといない。

立ち上がった男子が茶目っ気たっぷりの笑顔を覗かせた。

下校の見守りに昇降口に出ていると

「お誕生日おめでと!」「おめでとう先生」

「いくつ?」「29歳」「そうなんだー。うちのお母さん31歳」

低学年の子どもは信じさせてしまう笑

職員室でも

先生たちから「おめでとうございますー」

「先生おめでとう〜」

「29歳って言ったら、『うそつけー』って返されたわ」笑笑

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/02/376F763B-2D5C-4EF2-A445-7DCA84D5E2BF.png先生

給食の時間に◯ちゃんが「さっきの授業の時に誕生日って聞いとけば、おめでとうって言えたのに」って言ってたわよ。

いつも困らせる子なのに、そんな可愛らしいこと言ってくれるんだ。素直になれないんだな。

家族ももちろん

日頃は部活動や塾や仕事で遅い家族も早々に切り上げて、ごちそうとケーキでお祝いしてくれた。

祝福

こんなに純粋に、こんなに多くの人に祝われたことがあるだろうか。

全校児童や教職員の誕生日を調べ、4月分から廊下に掲示している養護教諭の先生のはからいに本当に感謝である。

誕生日に放送するシステムを作ってくれた、放送委員会の先生にも。

大人でもこんなにうれしいのに、ピュアな子どもはもっとうれしいはずだ。

どの子も生まれてきて良かったと、体感してくれたらうれしい。

祝福されるって、いくつになってもうれしい。

祝福するって大事だな。

「おめでとう」の言葉だけなのに、その言葉のシャワーは幸せの気持ちで満たしてくれる。

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2020/08/youngwoman_45-e1597309078270.png筆者

わたしはわたしのままで、祝福される!

わたしはそのままのわたしを、祝福すればいいんだ。

これからも出会っていく人たちすべて、

その人のままで、祝福していきたい(=認めていきたい)と感じた。

追伸

前々任校のこの学校は、子どもたちが非常に落ち着いていてあたたかい雰囲気だった。

養護教諭の先生の「おめでとうシャワー」の粋なはからいが子どもたちの自尊心を高め、学校全体の雰囲気を良くすることに一役買っていたのではないか。

改めて感謝である。

〜がんばるあなたを応援しています。

いつもありがとうございます♪