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預かり広場〜幼稚園編

素敵なせんせいをめざすあなたに

預かり広場はママへの子育て支援

預かり広場とは
  • 幼稚園や子ども園が、14時の降園後、希望の園児を預かる
  • 母親の事由は問われない(就労でも健診でもリフレッシュでも)
  • 当日の朝でも申し込み可能
  • 預ける料金は1時間200円で安価
  • 数名なので保育ではなく預かり
  • 保育士か幼免のない先生(支援員)は預かり担当不可

働いていた自治体の公立幼稚園では、

預かり事業は2011年頃から開始

預かり広場の担当は、必ず保育士資格か幼稚園教諭免許をもったものが行います。

別室に移動し、預かり担当の教員が子どもたちと絵描きやブロック、折り紙を楽しみました。

戸外に出ると子どもたちと筆者がブランコに並んで座る。いろんな話を聞かせてくれます。

年長児の男子が多いと、園庭に出てドッチボールやブランコ。

勝敗の決まる対戦に年長児は燃えます。こちらも真剣にボールを取って、思いきり狙って投げて、ボールが当たると大喜び!一緒になって遊んで子どもたちの笑顔を見るのが本当に楽しかったのです。

子どもたちと一緒になって遊んでくれる大人の存在が必要だな、と感じていました。

預かりは降園後でほとんどの園児が帰宅。静かになった園舎や園庭でホッとするのか、ブランコに並んで乗っていると、時折子どもたちから本音も聞かれました。

少人数の子どもたちとの密なかかわりも、その子の本質が見えて発見もありました。

「幼稚園ドッジボール イラスト フリー」の画像検索結果

利点1 事由を問わない

パート勤務をする保護者の利用がほとんどで、

上のきょうだいの小学校の参観がある、下のきょうだいの健診がある、などはスポット的に利用する保護者も多かったです。

子ども10人を超える場合は、預かり担当教員が2名以上になって対応。

利用事由も問わないので、ママ友とカフェでも、買い物でもOK

リフレッシュも兼ねて、ママ友同士で利用する姿も見られました。

利点2 低料金

(2021年当時)1時間200円と低料金で、1日2時間、週5日利用しても2,000円ほど

時給900円のパートを1日2時間延長して働けたら、

収入 時給900円✖️2時間✖️5日=9000円

預かり代 200円✖️2時間✖️5日=2000円

差額は週7000円。4週間で28000円が手元に。

保育園への入園を断られた場合などでも、継続的に働きたい保護者にとっては毎日のように利用できる有効な方法です。

筆者は個人的に認可保育園で一時預かりを利用したことがあります。

預かり広場認可保育園
料金1時間200円1時間800円
子2人を2時間
預けた場合
800円3200円

認可保育園は1時間800円だったので、2時間でも1600円。ちょっとしたランチが食べられます(笑)

専業主婦が毎日継続利用するのはお財布に負担。

1時間200円は破格。継続的な利用が可能です。

利点3 移動の負担がない

全く知らない場に連れて来られるわけでなく、知らない大人の先生でもなく、

通い慣れた場所と教員なので、預かられる子どもの戸惑いもありません。

午前中で保育が終わってしまう日は、手弁当を持たせれば昼食を挟んで預かってもらえます。

働いていた自治体でも幼保一元化が進んでいますが、

幼稚園を保育園化しようとすると、

  • 0歳児~6歳児までに対応した給食室
  • 午睡のための部屋
  • 保育士資格を持った職員
  • 栄養士、調理師など
  • 職員数増加によるロッカーや机の備品
  • 職員の休憩所(職員室に全員分の机は狭すぎるため、2人で1つの机)
  • 職員の駐車場

国が思うほど、敷地や予算の関係で、全ての園で子ども園化が進んでいないのが現状です。

核家族化の家庭がほとんどで、近くに祖父母が住んで送迎を頼める環境ばかりではありません。

預かり広場の事業は、現代の子育て支援に則した子育てに優しい事業だと感じています。

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幼稚園教諭免許をとって、預かりの担当になりたい、若いお母さんの手助けになりたいと思っていたのが伝わったのか、

お迎えに来られたお母さんがわたしと雑談されて帰られることも多かったように思います。

異年齢の園児たちとのかかわりは、大切な思い出のひとつです。

預かり「保育」ではない

一般的には「預かり保育」と呼んでいますが、

前任の園長先生は

前任の園長先生
前任の園長先生

預かり「保育」ではないのよ

わざわざ「広場」と名前を変えてあるのよ

と仰っていたのが印象的です。

わずか200円の料金で、預かった子たちにだけ「保育」をするのは不公平感があるそう。

前任の園長先生
前任の園長先生

あくまでも、子どもたちを安全に預かり見守ることに徹して!

公立幼稚園が預かりの事業を始めたのに準じてか、近隣の私立の幼稚園でも、預かりを開始しています。

子どもが減っていて、園児も取り合いです(笑)

子育てがより楽しめるような行政や教育機関の取り組みを望みます。