・幼免の教職課程のない大学の学生
・公立園の正規採用をめざす現役保育士
・園長、主任を打診されているベテラン保育士
and more…
幼稚園教諭免許の課程のない大学の学生 18歳ー22歳
幼保一元化(幼稚園と保育園を一体化しみまようという動き)が進んできている。
採用側も、幼稚園教諭と保育士資格の両方持っていることを採用条件にするところがかなり増えている。
保育士資格はとれるが、幼稚園免許がとれない、あるいは、
小学校免許はとれるが、幼稚園免許はとれない、
という現役の若い大学生が大勢スクーリングに来ていた。
スクーリングで活動の班が同じになった、近隣の大学に通う学生も、
自分の大学の単位もとりつつ、こっちの大学の通信で幼稚園の課程もとりたいんです。
と話していた。
別の大学の課程をとるのに
移動時間も、学習のための時間も費用もかかる。
将来の就職先の条件を調べて、大学の在学中に免許をとっておこうというのは偉いよね
と、学食をとりながら話していた記憶がある。
近隣の大学間で、単位をとれるような配慮がなされているようだ。
(筆者の長男も、自分の大学でとれない単位を隣の大学にとりに行っていた)
正規の採用試験を受けるために、幼稚園教諭免許をとりたい現役保育士 20代ー30代
先の学生たちと理由は同じだが、保育士と幼免、両方の資格免許が正規の採用試験に必要だから、とのこと。
その現役の大学生たちが集団でスクーリングに来ていた。知り合い同士だからかすごく賑やかで、社会人学生の筆者たちは圧倒されていた。
講習の同じ班に、若いけれど少し落ち着いた女性がいたので聞いてみると、既に保育士として勤務し、公立の園の正規採用をめざしているらしい。
現在働いている施設では保育士資格だけで採用されたものの、
将来的には公立の園か施設に移りたくて。
そのために幼免をとっておきたいんです。
と、帰りのバスで話してくれた。
彼女はスクーリングでも何度も一緒になり、学食を口にしながら職場のことや将来の野望?等々、いろんな話をした。
「るろうに剣心」という映画が好きで、
撮影現場を訪問したり、試写会に行ったりしていた彼女。
最近、その「るろ剣」の第3部が公開に。
また観に行ってるのかな、
その後の身の振り方はどうしたかな、
と思い出しました。
園長・主任をめざすベテラン保育士 30代後半ー50代
勤務先の自治体が幼保一元化をはかるので、保育士資格だけでなく幼稚園免許も取得するように言われた、という、保育歴の長い先生達もスクーリングで良くお見かけした。
園長・主任をめざすベテラン先生達もおられた。現役大学生から、園長主任級の先輩保育士まで、この幼稚園免許課程は特に年代層が広かったように思う。
わたしの上司も、幼稚園の教員免許をとらなきゃって言ってたわ
幼保一元化で子ども園になっていくにあたって、幼稚園教諭免許が必要だったそう。
勤務先 | もっている 資格や免許 | 必要な 資格や免許 |
保育園 | 保育士資格 | 幼稚園教諭免許 |
幼稚園 | 幼稚園教諭免許 | 保育士資格 |
当時の勤務先の上司は、通信の大学で幼免をとることに理解を示してくれていた。
実はわたしも、小免と幼免しかないから、保育士資格をとらないといけなくて
当時の上司は筆者の通っていた大学のことを尋ねてきた。
幼保一元化が進んだので、園長になるには保育士資格も必要になったそうだ。
現在は、3年以上の保育歴があればもっと少ない単位で受講できる「特例制度」が全国的にも開講になった。
通常の幼稚園教諭免許の課程には、ベテラン保育士の姿はほぼ見られなくなるであろう。
年賀状のやりとりをしていた幼稚園の主任の先生。
ある年の賀状に「わたしも保育士資格を通信でとりました」という朗報をしたためてくださいました。
翌年,園長先生になられたと聞いて、
温かい人柄の彼女が昇進されて嬉しく思ったものです。
昇進には保育士資格が必要だったのです。
小学校で正規教員として働いているが、幼稚園にかわろうとしている女性
最も印象深かったのは、幼児教育のスクーリングで出会った30代くらいの女性。
小学校はいろいろやること多くって…。
ゆっくり子どもたちと関わりたいので幼稚園にかわろうと思ってるんです
ということだった。
筆者は当時まだ保育士資格しかなく、幼免の取得をめざしている途中だった。この6年後に小免を取得し、幼稚園から小学校に移っている。
その彼女は、小学校から幼稚園にかわろうとしていた。
あらたに教員免許をとることで、より自分の理想に近い働き方を選んでいくことができるなぁと、彼女を思い出していた。
小学校の先生になった人たち の記事一覧
https://sensei.style/Japan/category/shougakko/shougakkou-sensei-nattahitotachi/
〜がんばるあなたを応援しています。
いつもありがとうございます♪