せんせいをめざす素敵なあなたに
筆者49歳
交換ってなに?
教科担任制とは別に、交換という方式をとる学校も多い。
同じ学年のクラス同士で、担任が特定の教科を両クラスとも受け持つ。
外国語 教師A | 音楽 教師B | |
1組 | 火⑤ 木⑥ | 月⑤ 金⑥ |
2組 | 火⑥ 木⑤ | 月⑥ 金⑤ |
⑤は5時間目、⑥は6時間目を表す。
外国語と音楽を2時間ずつ交換している例。
交換した教科で両クラスとも授業を行う。
1学年2クラスだった場合、上記の表の様になる。
・互いに得意な教科を担当できて、よりよい授業が展開できる
・
→教師も得意不得意があるので、好きな教科の方がやりがいもある
・
・一度の教材準備で授業が2回以上できるので、効率的。勤務時間の時短につながる
・
→筆者も同じ学年の教科を担当しているが、一回の準備で再度授業に臨めるのは
「1つぶで、2度おいしい」
・
→また、1回目の授業の反省を生かして、次のクラスでは、展開を工夫したり、丁寧な教材準備にかかれる。
・
・同じ学年間で、他クラスの児童の様子が分かる。
→同じ学年は活動を共にすることが多いので、他クラスの児童の様子を知ることは共通認識の面でも効果的
などいいこと尽くめなのだ。
交換をもっと発展させたかたちが、教科担任制といえるのではないか。
中学は教科担任制であり、児童が教科によって先生が代わることに慣れる意味も大きい。
一度も音楽の授業を
音楽集会で頼まれて、2つの学年のピアノ伴奏をすることになった筆者。
先生、音楽集会で2回も
ピアノ弾いてましたね!
…
新卒で教師になって十数年、
一度も音楽の授業をしてないんですよ(笑)
やり手の男性の先生は、体育主任を幾度となく経験されている、
「ザ・体育教師」といういでたち。
小学校教員は男性より女性の方がやや多く、
かつてピアノやオルガンを習っていた先生が多く、音楽をひととおり教えることもできる。
その男性教諭は、交換や入り授業で
女性の先生に音楽に入ってもらうことが
継続的に可能だったそうだ。
交換をするなら、わたしが音楽をして、
苦手な体育を代わりにしてもらいます(笑)
教科担任制も増える
英語、算数、理科は教科化が進むので、
これらの教科が得意ならば
中学の教員免許をめざすのも良いだろう。
教科担任制になっていく段階でも、
仕事の可能性が広がる。
・中学校に中免をもって常勤3年以上勤務
➡️ 小学校教諭二種免許状
・小学校に小免をもって常勤3年以上勤務
➡️ 中学校教諭免許(英語)二種免許状
を数科目で取得ができる。
https://bukkyo-u.jp/lp/1904-01/
佛教大学通信教育課程〜がんばるあなたを応援しています
いつもありがとうございます♪