\40歳からの教員生活 通信で教員免許をめざすあなたに 小学校の先生から心理師の先生へ/

幼稚園の先生 契約更新があった!

幼稚園の先生

せんせいをめざすあなたへ

幼稚園の先生 勤務3園目

筆者45歳ー47歳

前園で働いているとき、ぶじに幼稚園教諭免許を取得した。

それ以降、毎年1月には次年度更新の調査用紙を手にすることができた。

教員免許がないともらうことができない用紙。

この用紙を手にしたとき、免許をとって本当に良かったと喜びを噛みしめた。

来年の雇用があるのかどうか、もうヤキモキして待たなくてもいい。

支援員の交流会

特別支援にかかわる講演会と、特別支援担当講師の交流会に参加したことがある。

保育園、幼稚園、小学校、中学校などさまざまな教育現場から、講師や支援員の先生方が来られていた。

講演会のあと、グループ討議では向かい合って円になり、初めのうちは子どもとのかかわりや仕事上の悩みを話し合っていた。

そのうち、支援員の立場の愚痴になり

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/02/thumbnail_woman-e1613177879950.jpg支援員の参加者

同じ仕事してるのに、時給も安いし。

免許あってもしょっちゅう休む先生や、仕事できない先生たちより働いてるのに、なんで年度末まで採用があるか待たなきゃいけないの!

 「そうよそうよ!」

ヒートアップする会話に引いてしまうほどだった。

筆者は、幼稚園の教員免許を通信で取得している最中だった。

幼稚園の先生 教育現場で働くのなら

筆者にとっては大枚をはたいて通信の大学に入学し、

週末には図書館へ通い、参考文献を借りて毎月レポートを提出し、

科目最終試験前には解答を考えて作って持ち歩いて覚え、

月一回日曜日には会場へ電車で向かい、毎月試験を受けていた。

電車で試験会場へ向かう

かつて保育士資格があっても雇用を待たされていた筆者は、彼女らの悔しさや痛みが痛いほどわかった。

彼女たちはふだん仕事を一生懸命にされるからこそ、いい加減な教師に憤りを感じるのだろう。

残念ながら今の日本のシステムでは、教員免許や保育士資格がないと、雇用も後回しで待遇も良くない。

「悔しかったら、教員免許や保育士資格をとりましょうよ」という一語に尽きるのだ。

その悔しいエネルギーを、勉強に向けましょうよ、と

通信制の大学ではレポート提出はオンライン、試験も自宅からパソコンで可能、コロナ禍も後押しになり、スクーリングもオンラインになった。

わが子たちが小さい時は、夫や両親にお願いして、講習や試験会場に出向いていた。

現在の通信制大学や講座ではオンライン化が進み、

試験会場へ向かう時間や労力や交通費も減り、以前より随分と免許や資格がとりやすくなっている。

そして幼稚園教諭免許を取得した筆者は、「園務」という業務の希望を申請して受理され、その職務に就く。

園児が降園したあと、会計やパソコンなど、園全体の事務を中心に業務を行う。

金融機関に勤務していた筆者にはぴったりにの仕事だ。

各園に1人のこのポジションは免許がないと就くことができない。

契約の勤務時間が長くなり、必然的に収入も増えた。

もし、理不尽にもとれる異動を命じられたら、

これはきっと好都合になる」と切り替えてほしい。

もし、教員免許や保育士資格をもたずに教育機関などで働いているならば、

ぜひ免許や資格をとることを検討してほしい

条件が合うならば、ぜひ教員採用試験に挑戦してほしい。(筆者は年齢上限に引っかかる)

時給が上がるのももちろんうれしいが、

雇用が優先される、存在を軽く扱われないという利点も大きい。

「働き続けることは、必要とされていることを感じ続けること」

でもあるのではないか。

優先的に雇用されたら、自分の存在価値をより自分で認めることもできる。

大義の意味で見れば、保育士資格やさ教員免許をもった人が増えることで、

保育士不足や教員不足を解消する大河の一滴になるだろう。

~がんばるあなたを応援しています

いつもありがとうございます♪