素敵なせんせいをめざすあなたに
筆者49歳
新聞に目が留まる
「子どもたちにもっと新聞を読んで欲しい」という、地域の新聞宅配業者の厚意で、
毎朝、各社の新聞が学校に届けられている。
職員室に置かれた新聞の見出しが、視界に飛び込んできた。
「小5・6「教科担任制を」 外国語・理科・算数 22年度めど 中教審部会
朝日新聞より引用
えっ?!22年から英語が教科担当制に?!
ついこの前、中学英語の講習に申し込みしたところだよ。なんというタイミング…
転入生のフォローや教材準備があり、ゆっくりと新聞に目を通せなかったが、
見出しの言葉で察しはついた。
教科担任制
小学校低学年と高学年の授業数の差を是正するために、フリーの教師が担任に代わって週に何時間か授業を受け持つ。
筆者は各学校1人ずつ配される「専科」という立場で、音楽、図工、書写の芸術系を担当していた。
20年度から本格的に英語が教科化したが、
筆者の勤務する地域では「英語は基本的に担任が指導する」という方針が出されて、それに則っていたので、
今回の文科省の発表は想定内ではあるものの、驚きもあった。
余りのタイミングの良さに、英語の教員免許をとったらいいよというお知らせだな、という気さえしてくる(笑)
地域によっては
自宅から通える大学の教育学部を卒業しましたが、
東京の教育方針が気になって、東京の小学校で働いています。
下学年でも、国語や算数でかなり教科担任制が採用されているんです。
- 教師が専門とする分野の科目を教えられて、子どもたちに的確な指導がしやすい
- 6年間を通した学習の進度を、より意識して指導することができやすい
- 小学校は基本的に全ての教科を担任が教えることになっているので、担任の教材準備や教材研究の負担を減らせる
- いろんな子どもたちと接することができるので、より多角的に子どもの様子を見ることができる
- 子どもたちも、様々な先生たちと接することができる
担任と信頼関係を築きたい低学年では、毎時間ごとに先生が交代するのは、困ったことがあったらどの先生に相談するのか戸惑わないかな?という声もあった。
英語の教科担任制
英語の教科担任制ということは、担当する授業が全て英語ということだ。
英語は教えたいけど、中学校はちょっとな…
と思っている人にはピッタリかも。
大学の英文科などで中高英語の免許をとるなら、ついでに?小学校免許をとっておけば、
地域によっては小学校の教員採用試験で加点が10点つくばかりか、
小学校英語の専科を見込まれて採用されやすくなる。
・中学校に中免をもって常勤3年以上勤務
➡️ 小学校教諭二種免許状
・小学校に小免をもって常勤3年以上勤務
➡️ 中学校教諭免許(英語)二種免許状
を数科目で取得ができる。
英語専科の道も
筆者は芸術系の専科を担当していた。
図工は特に、業者に教材を注文したり、見本の作品を作ったりと準備に時間を要するので
担任は入り授業に入ってもらうと、非常に助かるそうである。
自身のスキルアップのために中学英語免許の講習を受講し始めたが、
中学英語の教員免許を取得することで、学校から英語専科として依頼される可能性もある。
免許法で中学免許を取得するには、
「小学校に常勤で3年以上勤務していました」という学校長の証明が必要なのだ。
中学英語免許の申請をしたいので、勤務の証明をお願いする時に学校長にバレてしまう(笑)
それまでに自分自身の授業力や英語力を高めておく必要があるなぁと本当に襟を正す思いがした。
英語を学び直すきっかけをいただいて
感謝である。
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