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中学英語「英語圏文化の理解」ノブレス・オブリージュ

素敵なせんせいをめざすあなたに

筆者49歳

英語のための教科書

免許法認定講習・

中学校英語教員免許の受講にあたり、

指定の教科書を購入する。

指定の教科書の一部

世界と英語と日本人

宇津木 愛子 著 北樹出版 2016

写真の左下にある水色の装丁の本は

オンラインスクーリングのライングループでも

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/03/4B905867-3259-4A30-AE7B-426A39FE805C.pngスクーリング参加者

この本が今回の中学英語教員免許の教科書で

1番面白かったね。読み応えがあった。

と、いくつも声の挙がった話題の本である。

慶応義塾大学で教鞭をとる彼女が、

大学生とのエピソードなどを交え、

教科書としてのみならず、

読み物としても非常に興味深い内容だった。

中でも、感銘を受けた一節がある。

ノブレス・オブリージュ

ノブレス・オブリージュ

恵まれた環境にある人間は、それを享受するのみでなく、与えられた恵みを社会に還元し、社会に貢献する責任がある

引用の内容は以下

ある学生のエピソードを綴らせていただきたい。慶応義塾大学の(中略)学生が(中略)大学の休みの期間を利用して仲間とインドに行って、

教育を受けられない恵まれない子供たちに英語を教えることに専念しているという報告を本人から受けた時に、私の脳裏に浮かんだのが

ノブレス・オブリージュというフランス語であった。

この用語はイギリスに渡り、フランスからの外来語という形でイギリスの教育、特にエリート教育を象徴するパブリック・スクール(中略)の教育理念の中核となった。(中略)

Noblesse は英語ではnoble、つまり「高貴な」、「恵まれている」というようなことを意味し、obligeは英語ではobligation、つまり「責任」「義務」を意味する。

恵まれた環境にある人間は、それを享受するのみでなく、与えられた恵みを社会に還元し、社会に貢献する責任がある(中略)

学歴にかかわらず「高貴な心をもった人」には、是非、このノブレス・オブリージュという概念を心に置いていただきたい。

宇津木愛子 著 「世界と英語と日本人」2016 北樹出版

恵まれている

保育士資格や教員免許を次々にとってきた。

筆者は「高貴な」という言葉からほど遠いが(笑)

「恵まれているかも」

と感じたことは何度もあった。

自身も家族も健康で、

夫の一定の収入もある。

自分や家族、身内が病気や介護だったり、

自分の収入のほとんどを

生活費に充てねばならなかったりしたら、

「大学に入学して勉強しよう」という気には

とてもなれなかっただろう。

教員免許をとって

せんせいになるのは

子どもの頃からの夢である一方、

保育士資格や教員免許をとって、

それらを生かした職に就いていることは、

わずかながらでも社会貢献になっているかも。

恵みを還元するのは

「した方がいい」という「推奨」でなく、

「すべきである」という「責任」と

言いきっているところに

彼女の思いの強さを感じるのだ。

これからも

「社会貢献」を続けていきたい=

せんせいを続けていきたい…と願う。

〜がんばるあなたを応援しています

いつもありがとうございます♪