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免許法認定講習ってなに?①幼稚園編

免許証とは

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2020/08/woman_68-1-e1598143136562.png園長先生

免許のコピーを持って来てちょうだい

39歳で保育士試験に合格、3か月後の40歳で採用された幼稚園。

初めて出勤した日に園長先生に頼まれて差し出したのは、自分の運転免許証のコピーだった。

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2020/08/woman_68-1-e1598143136562.png園長先生

あらあら、これじゃないのよ。

教員免許状のコピー。

以前働いていた金融機関でも、

通勤に使用する車検証や、運転免許証のコピーを提示して来たので、

免許といえば、てっきり運転免許証だと思っていた。

顔から火が出そうとはこのことか。

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2020/08/youngwoman_45-e1597309078270.png筆者

教員免許はまだないんです。

保育士証でもいいですか?

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2020/08/woman_68-1-e1598143136562.png園長先生

それでもいいわ。とりあえずちょうだい。

アイキャッチ画像は運転免許証だが(笑)

教育業界で免許と言えば、「教員免許状」のことをさすらしいと、このとき初めて知った。

園長先生は、筆者の所持するのが保育士証であり、教員免許ではないことがお気に召さなかったようだ(笑)

電話で

翌年の契約更新を控えた2月ごろ、教育委員会に更衣室からこっそり電話をされていたのを偶然耳にしてしまった。

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2020/08/woman_68-1-e1598143136562.png園長先生

…教育学部をでてないのよねぇ。

だから誰かもう一人先生をちょうだい。

…一生懸命やってきたつもりだった。

子どもへのかかわりや保護者対応、

若い担任のさりげないフォローをほめてくださっていた。

こんな風に人事異動の材料に使われてしまうのか。本当に悔しかった。

保育士資格をしにものぐるいで一発合格したのに。悔しくて泣けた。

教員免許とはこれほどまでに意味を持つのか。

筆者が教員免許取得をめざす、本気のきっかけになった。

…今となっては感謝である。

保育士資格の価値が上がる

この数年後から、幼保一元化の波は筆者の住む地域にもやってきて、子ども園に切り替わってきた。

保育士証も教員免許と遜色ない意味をもつようになった。

保育士証があれば、幼稚園の教員免許のある教員と、時給や待遇がほぼ同じになったのである。

そもそも、免許法認定講習って?

免許法認定講習

教育職員免許法認定講習(きょういくしょくいんめんきょほうにんていこうしゅう)とは、大学等の教職課程によらないで、教員免許状の取得に必要な単位の認定を受けることが出来る講習(またはその制度)のことである。講習により認定された単位によって、教育職員検定を受けることが出来る。単に免許法認定講習認定講習などとも呼ばれる。

ウィキペディア

と、記されている。

免許法認定講習・公開講座・通信教育とは

免許法認定講習・公開講座・通信教育とは、一定の教員免許状を有する現職教員の方が、上位の免許状や他の種類の免許状を取得しようとする場合に、大学の教職課程によらずに必要な単位を修得するために開設されている講習・公開講座です。

教員免許状を取得するためには、原則として大学等において学士の学位等の基礎資格を得るとともに、教職課程において所定の単位を修得することが必要です。

しかしながら、教員の資質の保持・向上のため、現職の教員等がすでに所有している免許状を基にして、一定の在職年数と単位取得によって上位の免許状などを取得する方法も開かれており、免許法認定講習・公開講座・通信教育はこのために設けられている制度です。

文部科学省HPより引用

現役の教員や、かつて教員だった経験のある人なら、

他の免許状や今ある免許状を上位にすることが可能だ。

免許法認定通信教育とは、教員としての在職経験がある方が単位修得によって上位の免許状や他の種類の免許状を短期で取得できる制度です。本制度を活用することで少ない単位数で、教員として新たなキャリアをひらくことができます。

佛教大学通信教育課程HPより

「教員として新たなキャリア」というのが魅かれる。

幼稚園の教員になって働いていたものの、だんだん小学校に行きたい気持ちが膨らんでいたので、

今の教員免許を生かして、少ない単位で違う免許が取れる制度を見つけた時は、目を奪われた。

となりの校種へ

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2020/08/CC4B6EE0-E9CB-494F-8A80-34BB6F9BE53F.png小学校教諭

教員は続けたいけれど、

幼稚園にかわりたい

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/03/B37AD6E3-9F00-4EA1-9785-A0959223D3F7.png中学英語教師

教員という仕事は続けたいけれど、

もっと他の学校で試してみたい

https://sensei.style/Japan/wp-content/uploads/2021/03/47916003-D1E9-42C1-9D1F-40D79766AF17.png中学音楽教師

教員で働いていたけど、

今度は違う校種に行ってみたい

という人は、少なくないのではないか。

教員としての経験が当該校種で3年以上であること

この、「当該校種で」というのがポイントである。

所持している教員免許の校種以外で勤務していた場合もあるかもしれない。

あくまでも「当該校種で」3年以上の勤務が必要なのだ。

幼稚園、小学校、特別支援学校、中学校…

コース変更や再受講した数も入れると、学生証は計6枚にもなる。

こんなに長くお世話になるとは(笑)

くわしくはこちら

佛教大学通信教育課程 免許法認定通信教育 受講者募集

 

https://bukkyo-u.jp/lp/1904-01/

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