「先生をめざすあなた」と「現役の教員」を支える    キャリアと心の相談プロジェクト

特別支援教育士という選択肢—教員経験を、次の専門性へ センスのあゆみ①

「子どもの特性を、もっと深く理解して支えたい」

そう思いながら、でも次の一歩が踏み出せなかった時期が、わたしにもありました。


WISCと子どもたちの間に立つ専門家

特別支援教育士(S.E.N.S.)は、WISCなどの心理検査への理解をもとに、子どもの特性を支援へとつなぐ専門資格です。

学校現場で「この子をどう支えればいいか」と悩んだことがある方なら、きっとその必要性を肌で感じているはずです。


3年前、わたしには踏み出す力がなかった

公認心理師の合格直後、仲間から「特別支援教育士もいいよ」と声をかけてもらいました。

でも当時のわたしは、燃え尽きていました。試験が終わった安心と疲労が一気に押し寄せて、学校の慌ただしさの中で、新しい学びを始める余白がどこにもなかった。

その後、スクールカウンセラー試験は不合格。キャリアコンサルタントの実技でも届かなかった。それでも歩みを止めずにいたら、学校心理士という資格で、ようやく光が見えてきました。

遠回りに思えた時間も、すべて必要な通過点だったと、今なら素直に言えます。

歩みの速さも方向も違っていい。どちらも、正しい道だった。

「待っている時間」に寄り添いたい

発達検査を何ヶ月も待っているお子さんと、不安を抱えたご家族がいます。

その「待っている時間」を、少しでも温かくできたら——そんな思いが、改めてこの資格へ向き合う動機になりました。

教員として子どもたちの傍にいた経験は、検査数値の向こうにある「その子らしさ」を見る目につながると、わたしは信じています。


2026年度、静かに始める

入会金と年会費を振り込み、2026年度から特別支援教育士の学びを正式にスタートします。

3年前には想像していなかった道が、今、目の前に続いています。

教員経験は、終わりではなく、次の専門性への入口でした。


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