涙が止まらなかったあの日
以前、職場の相談室で
涙が止まらなかったことがあります。
小さな部屋で、向かいに座っていたのは
臨床心理士の先生。
話し始めた途端、張りつめていたものが一気に
崩れて、自分でも驚くほど涙があふれてきました。
うまく言葉にならない気持ちを、
急かすことなく受け止めてもらいながら、
ただ「ここにいていい」と思えた時間でした。
その帰り道、ふと心に浮かんだのです。
—いつか私も、あちら側に座る人になりたい。
あのときの気持ちが、今の私の原点です。

「違う世界」を知りたくて踏み出した一歩
教員を退職後、キャリアコンサルタントの資格に
挑戦しました。
2回受験し、学科は通過。けれど実技で不合格。
Zoom講習では、企業の人事の方や大学職員の方
など、これまで関わったことのない世界の人たちと
出会いました。
教育の世界とはまた違う価値観や働き方に触れ、
視野が広がっていくのを感じていました。
娘のひと言から始まった新しい挑戦

大学生の娘が、ある日ふとこう言いました。
「キャリアコンサルタントを受けたい。
学生でも受験できるんよ。」
どこでその名を聞いてきたのかはわかりません。
けれどその言葉を聞いたとき、
不思議と「お知らせ」のように感じました。
もともと、公認心理師を一緒に受験した仲間から
「キャリコンもいいよ」と勧められていたことも
あり、迷わず「お母さんも受けるわ」と決めました。
学生の娘と、公務員のわたし。
2人分の受講料を振り込みました。
学生も公務員も雇用保険をかけていないため、
たとえ合格しても給付金の対象にはなりません。
それでも、これまで学びにお金をかけてきた私に
とって、ためらいはありませんでした。
対照的な結果と、心に残った違和感
結果は、対照的でした。
面談経験のない娘は、一発合格。
22歳でキャリアコンサルタントになりました。
一方で、社会人経験も長く、
教育の現場で保護者対応を重ねてきた私は、
実技試験に2度落ちました。
本当に悔しくて、悲しくて。
「なぜ自分が」と何度も思いました。
けれど同時に、どこかでこうも感じていました。
—これは、こちらの道ではないというサイン
なのかもしれない。
“別の道”という選択肢もあった
そう思えたとき、この経験は
「失敗」ではなく「方向を教えてくれた出来事」に
変わりました。
実はその頃、自宅から1時間ほどの大学で、
キャリアセンターの募集を見つけていました。
条件も悪くなく、面接を受けてみようかと
考えていたのです。
別の道へ進む選択肢は、すぐそこにありました。
立ち止まって、自分に問い直したこと
でも、2回続けて実技に通らなかったとき、
ふと立ち止まりました。
「本当にこの道に進みたいのだろうか」
そのときに戻ってきたのは、
教育の現場で出会ってきた先生たちの姿でした。
本当に支えたい人が見えた瞬間
遠回りして見つけた、本当に支えたい人
独特の社会性の中で働く、教育に携わる人たち。
そのしんどさも、やりがいも、私は知っています。
遠回りのように見える経験も、
あとから振り返ると、ちゃんと意味があります。
この出来事を通して、
「誰を支えたいのか」が、よりはっきりしました。
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“先生を支える先生”としての現在
教育という世界で働く人たちを、
現場を知っている立場から支えたい。
だからこそ今、
“先生を支える先生”としての道を歩いています。

これからの働き方に迷っている方へ
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追記
※この記事は、noteにて「編集部おすすめ」として紹介され、多くの方に読んでいただきました。
「別の道も見たけれど、それでも先生を支える側を選ぶ」
同じように迷っている先生に、届いていることを実感しています。

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▶ 臨床心理士さんに助けられた日のこと(原点の記事)
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