「とりあえず1種」が、大人の学びを遠ざけてしまう理由
通信制大学で小学校教諭免許の「1種」取得をめざす40代ママの自己紹介を拝見して、胸が締め付けられることがありました。「教員になるために頑張っている」はずが、その目標の高さゆえに自らハードルを上げ、学びを止めてしまっているケースが後を絶たないからです。取得する単位数が多い=免許取得のための時間や学費を圧迫する、ということです。
かつて相談に来られた英語が得意なママもそうでした。「小学校英語専科」をめざして小学校教諭免許を強く希望されていましたが、働きながらまずは小学校の免許(2種)を取るルートを提案しました。2種でも教育現場に立てますし、現場で不利益を被った経験は私自身ありません。
しかし、彼女は「1種」へのこだわりに終始しました。結果、インスタで入学許可証の投稿を最後に更新が途絶えていた彼女を思い出すたび、専門家として「もっと違う助言ができなかったか」と胸が痛みます。 「1種」という響きにとらわれ、夢をあきらめてしまうことほど悲しいことはありません。
情報過多な時代だからこそ陥る「最適化の失敗」
コロナ禍以降、通信制での学びを発信する人は増えました。しかし、その多くは「個人的な体験談」であり、制度に基づいた「専門的な設計図」ではありません。 2019年以降、全国から100件近いご相談を受けてきた中で確信したのは、「大学側は、あなたにとって安く済む方法は教えてくれない」という冷徹な現実です。
例えば「中学・高校の免許を一緒に取る」ことは、中高一貫校が増え、私立校も視野に入れると今の時代には最適解です。しかし、大学側の収益が減るような「2種で十分ですよ」というアドバイスは、まず出てきません。公的制度と同じで、知らないだけで損をする。だからこそ、利害関係のない専門家に聞いて、自分だけの「最適解」を知ってほしいのです。
賢い人は知っている。「現場に出てから」の免許取得術
最短で教壇に立つために最も賢い方法は、「最低限の免許でまず現場に出ること」です。働きながら実務経験を積み、特例を利用して他の免許を広げていく。これが、キャリアを止めないための鉄則です。 以前、同僚に「小学校免許と特別支援学校免許、どちらがいい?」と聞かれた時、迷わず即答しました。どちらが選択肢を広げ、あなたの価値を高めるか——。私は、常にその先を見据えたアドバイスを心がけています。
あなたのキャリアに最適なのは「1種」か「2種」か?
この質問への答えは、一人ひとり全く異なります。あなたのこれまでの経歴、現在の生活環境、目指す教育の形。それらをすべて伺った上で、最短・最小コストで目標を達成できる戦略を描きます。 「なんとなく1種」という選択が、あなたの夢を遠ざけてしまっていませんか?
そのモヤモヤ、一度整理しに来てください。個別相談で、あなたの背景に合わせた具体的な地図を一緒に描き出しましょう。
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