通信制大学のレポート
以前ご相談に乗った方たちから、「レポート講座があればうれしいです」というお声をいただいていました。かつて通信制大学で一緒に学んでいた仲間の中にも、「レポートがなかなか通らなくて、単位取得が進まない」と悩んでいる方が少なくなかったんです。最初の関門、と言ってもいいかもしれません。
私は通信制大学で、4つの教員免許のレポートを50本以上提出しました。でも、一度も再提出になったことはありません。今回は、その方法をこれから教員免許をめざす方にお伝えできたらと思います。まずは準備編から。順次公開していきますね。

①図書館へ行き、まずは背表紙を見る
レポート課題が出ると、私はまず図書館へ向かいました。この段階では中身はほとんど読みません。背表紙を見て、関係がありそうな本を片っ端から集めていくだけです。
よく利用していた図書館は借りられる冊数に制限がなかったので、背表紙だけを見て絵本袋にどんどん放り込んでいました(笑)。もし冊数に制限がある図書館の場合は、家族にお願いして、家族のカードで借りることもよくありましたね。
②目次だけをざっと確認する
本を読む前に、まず目次を見ます。それだけでも、「この本は使えそう」「これは違うな」とかなり判断できるので、使えそうな章がある本はすべて借りていました。
実は、学んでいる通信制大学が近くにあるなら、大学の図書館を利用するのもおすすめだと、当時の学生サポーターの先輩に教えてもらったことがあります。その教科を教えている教授の著書が揃っているので、かなりピンポイントで蔵書が充実しているのだそうです。確かに、それはそうですよね。
ただ私の場合は、当時子どもたちが小学生で平日は働いていたこともあり、結局一度も大学の図書館には足を運べずじまいでした(笑)。
借りてきた本を最初から最後まで読むことは、ほとんどありませんでした。落ち着いて、気になった章にだけ目を通していきます。
③気になった章だけ読む
借りてきた本を最初から最後まで読むことは、ほとんどありませんでした。落ち着いて、気になった章にだけ目を通していく。それだけです。
④引用できそうなページに付箋を貼る
引用したい文章を見つけたら、どんどん付箋を貼っていきます。細すぎない、記入ができる紙のタイプがお勧め。

⑤付箋にはキーワードを書く
ここが私なりの工夫です。「道徳の本質」「デューイ」「自己決定」など、あとで見返してすぐ分かるように、一言メモを付箋に書いておきます。これだけで、後から探す時間が大幅に減ります。
⑥引用を整理してから書き始める
ここから先の、「引用をどう配置するか」「構成をどう考えるか」については、続編で詳しくご紹介しますね。
⑦図書館司書さんに相談する
これはぜひおすすめしたい方法です。図書館に該当する本が見つからないときは、司書さんに相談してみてください。本来のお仕事はこれですし、資料探しのプロです。違った視点で関連書籍を紹介してくれたり、書庫から探し出してくれたりすることもあります。
私の場合は、蔵書の多い県立図書館にリクエストするよう提案していただき、取り寄せてもらったことがありました。本が届いたときには司書さんからわざわざ連絡をいただき、本当に助けられました。
余談ですが、一番はじめに書いたレポートは、実は道徳教育ではなく「教育相談」でした。
教育相談も、道徳教育と同じく教員免許取得には欠かせない必修科目です。教育現場での実践を伴っていたぶん、経験と結びつけやすく、一番書きやすい科目だったんです。
実際、このレポートがA評価で返ってきたとき、「この書き方で大丈夫なんだ」と、自信を持てました。
もし今、複数のレポートを抱えていて、どれから手をつけようか迷っているなら、一番「書きやすそう」と感じるものから始めてみてください。得意なところで一つ形にできると、そこで掴んだコツが、次のレポートにもちゃんと活きてきます。
通信制大学で学んでいると、「レポートを書く力」が必要だと思われがちです。でも実際には、「資料を探す力」の方が先でした。良い資料に出会えれば、レポートは驚くほど書きやすくなります。
「知っている」だけでは書けない、A評価につながる考え方や実例を、続編で詳しく解説します。
実際のA評価レポートを分析しながら、私が50本以上のレポートで実践を具体例付きで解説します。
次回は、実際のA評価レポートの分析も交えながら続編をお届けします。
準備はこれで完璧です。次は、評価を激変させる『構成の作成』に入ります。実はレポートの評価の8割は構成で決まります。失敗しない構成の型(980円)は【こちら】で解説しています。
A評価を得たレポートをもとに、「評価される構成」「先生が見ているポイント」「書き始める前に考えること」を具体例とともに解説します。
次回は「②構成編」です。
50本以上のレポートで実践してきた「引用をどう整理し、どう組み立てれば読みやすいレポートになるのか」を詳しく解説します。
書き始める前に構成が決まれば、レポートは驚くほど書きやすくなります。
こちらは、実際のレポート作成手順を交えた実践編として、noteで公開しています。
このシリーズでは、
- ①準備編(無料)
- ②構成編
- ③本文作成編
- ④仕上げ編
- ⑤実例編
の5回に分けて、私が実践してきたレポート作成法を順番にお伝えしていきます。
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