通信制大学で教員免許をとる一般的な流れ
どうやって先生になったの?
通信教育で先生になる…
「どうやってせんせいになったの?」
経歴を話すと驚き、大抵聞かれる質問です。
教育学部を卒業していない場合には、先生になる方法のイメージがわきにくいでしょう。
通信制大学で教員免許や保育士資格をとる一般的な流れを示してみました。
- テキスト履修 (T履修)
大学の通信教育において中心となる履修方法。
テキストを読むことが授業の代わりになります。
- スクーリング履修(S履修)対面授業による 聴講
大学に足を運んで講習を受けることをさします。
コロナ禍以降、zoomによるオンラインスクーリングにほとんど切り替わっていて、自宅のパソコンやスマホでの受講が可能になってきました。
- メディア履修 オンライン授業による 聴講
本来は、スクーリング履修とは別のものですが、スクーリングがオンラインになっているので
オンラインスクーリング=メディア履修
と考えて良さそう。
- 教育実習
- 介護実習 など

- 受講の学生へのフォローの手厚さ(教員採用試験の対策の有無)
- 学費 (その大学に在籍していると学費の一部が免除のことも)
- スクーリング会場の立地(大学が遠方でも、スクーリング会場として近隣の会場で開講している場合もあります)
- 出願時期 (大学によって出願期間が定められています)
教員免許をとれる大学は全国に点在します。

コロナ禍以降、オンラインでのスクーリングに切り替わっている大学がほとんどなので、自宅のPCやスマホで受講が可能です!
単位にスクーリング履修がない場合も多いので、
自分に合った大学を検討して欲しいです。





最終学歴である大学卒業か、高校卒業かなどによっても、受講資格があるかが決定したり、
入学後の単位履修の数も免除されたりするので、よく確認を。
筆者は幸いなことに、保育現場での経験を活かし
- 幼稚園教諭免許取得(幼保特例制度)
- 小学校教諭免許(隣接校種)
- 特別支援学校教諭免許(隣接校種)
- 中学校英語教員免許(隣接校種)
幼保特例制度や隣接校種という
国の制度に助けられて、
必要最小限の単位で教員免許を取得しています。
もし教員免許を取得するための様々な特例に該当するならば、
学費や時間を最小限の負担で、希望の教員免許を取得することが可能です。
(筆者の場合、英語と情報の単位は在籍していた大学で取得しているとみなされて、免除になっています。ぜひ教育委員会で確認してみてください)
詳しくはこちら⬇️




本科、課程本科(科目履修コースの場合は科目を選択)を申し込んで受講科目が決定すると、
科目ごとのテキスト(教科書)のリストをダウンロードか郵送で届きます。
たいてい一冊1500円~2500円程度。
欲しい本のリストを選んで大学に申し込むと、自宅に郵送で届きます。
履修科目が多くて1年を超えそうな場合は、
1度に購入せずに履修できそうな科目のテキストから数冊ずつ購入が◯。
翌年設題やテキストが変更になって、適用しなくなるのを事前に防ぐためです。




レポートの設題は、シラバスと呼ばれる設題が集められた資料に記載されています。入学手続きの書類一式に同封。Webからダウンロードも可能。
テキストを読み終えたら、設題に基づいてレポートを作成するにあたり、
設題に合った参考文献を集める。図書館や大学の付属図書室で借りると良いでしょう。
レポートの字数 1単位1600字 2単位3200字 4単位6400字


佛教大学の場合
レポートは毎月1日から7日。最大4科目まで提出できます。
空いたときにレポートをWordで作成して、一旦下書き保存していました。
毎月1日~7日の間の週末は、レポート作成のために予定を開けていました。
下書き保存していたレポートを校正しなおして、
1~7日にオンライン送信(webの場合)もしくは、特別郵便(専用封筒で15円にて郵送)
シラバスに提示された設題についてリポートを作成・提出し、受理されれば、翌月の科目最終試験から受験が可能です。
合格 ➡ レポート添削内容が画面に出るので確認 ➡ 科目最終試験へ
不受理 ➡ テキストを熟読、レポートを改めて作成


レポートが受理された翌月から試験の受験が可能。
合格 ➡ 次のテキスト履修へ
科目最終試験に合格すれば該当科目の履修完了となり、所定の単位認定日に修得単位として認定。
不合格 ➡ 再試験の手続きへ

必要単位が全合格したら、テキスト履修完了

(教育実習、介護実習等の単位を含む)
単位の明記された、学力に関する通知書(佛大の場合)を大学に手数料を添えて依頼。
認定の期限は以下の通り(佛大の場合)


学力に関する通知書が返送されて来たら、
教員免許の申請に必要な書類を全て揃えて、各都道府県の教育委員会に申請
1~2カ月後、教員免許が自宅に返送


教員免許の申請と同時進行で、就職活動を行います。
既に希望の教育現場で勤務の場合、教員免許書の写しを提出
園や学校勤務希望の場合、ハローワークに登録、知人の紹介で面接 など





レポート提出 | 受験 合格 | 単位認定 |
9月まで | 10月試験 | 12月20日 |
11月まで | 12月試験まで | 3月25日 |
3月まで | 翌年4月試験まで | 6月20日 |
5月まで | 翌年6月試験まで | 9月25日 |
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